昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、トランプ大統領が、ツイッターに「中国との大きな取引。合意が非常に近づいている」と投稿、WSJが「米交渉担当者は、15日発動予定の対中制裁関税の中止と3600億ドル相当の中国製品に対し最大50%の関税引き下げを提案」と報じたこと、米中通商協議第1弾は、トランプ大統領の署名待ちとなり、NYダウが313ドル高まで上昇、リスク志向のドル買い、円売りが強まった。
 米経済指標としては、11月卸売物価指数と週間新規失業保険申請件数が、予想より弱い内容となったが相場の反応は限られた。
 ドル円は109.42まで反発、ユーロドルは、ラガルド総裁が記者会見で「景気は安定化の兆しが幾分見られる。リスクは下サイドに傾くが、あまり深刻ではない」との認識を示したことで1.1154まで反発後、米大統領のツイートをきっかけに1.1101まで下落、ポンドドルは、英選挙の結果を控えて、荒れた動きとなったが、一時1.3051まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が121.73上昇、ポンド円は142.48まで下落後144,15まで反発、オージー円は75.61、NZD円は72.18、カナダ円は83.00まで買い戻された。