昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、まちまちの展開。「米政府は2018年に課された2500億ドルの関税の一部撤廃を検討」との報道を受けて、一時円売りが出るも、トランプ米大統領が「中国と合意なければ関税をさらに引き上げる」と述べたことが嫌気された。米経済指標としては、10月住宅着工件数がほぼ予想通り、建設許可件数が予想を上回り、高値圏にあるNYダウは、一時141ドル安まで値を下げたが、総じて影響は限定された。
 ドル円は108.45まで下落、ユーロドルは1.1064から1.1084で揉み合い、ポンドドルは、ユーガブの世論調査で、英与党・保守党の支持率が縮小したことで、1,2821まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が120.50から120.17で推移、ポンド円は140.20まで下落、オージー円は74.29、NZD円は69.89まで反発、カナダ円は、ウィルキンス・カナダ中銀副総裁が、「政策金利は1.75%で低いが、まだ操作する余地がある」と発言したことで81.78まで値を下げた。