昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、CNBCが、中国政府筋の話として「米中貿易協議の成果文書の取りまとめを巡り中国側のムードは悲観的」と報じたこと、トランプ大統領が「パウエルFRB議長とマイナス金利やドルについて協議した」と発言したことを受けて、全般的にドル売りが優勢となった。
 ドル円は108.51まで下落、ユーロドルは、バスレ・スロベニア中銀総裁が「状況が変化すれば、さらなる利下げの余地はある」、レーンECB専務理事が「ECBがすでに限界にあるとは思わない」と述べたが、影響は見えず1.1090なで反発、ポンドドルは、対ユーロの買いで一時1.2987まで値を上げた後は、上値を抑えられた。
 一方クロス円では、ユーロ円は120.69を高値に120.15、ポンド円は141.58から140.58、オージー円は74.33から73.90、NZD円は69.87から69.43、カナダ円は82.53から82.08まで売りに押された。