金曜日の海外市場は、クドローNEC委員長に続いて、ロス米商務長官が「米中はほぼ確実に合意するだろう」と発言したことなどから米中通商協議の進展期待が高まり、NYダウが28000ドルに迫る上昇となったことで、総じてリスク回避の巻き戻しが優勢となった。米経済指標としては、10月小売売上高は予想を上回ったが、11月NY連銀製造業景気指数や10月鉱工業生産指数が予想を下回り、影響は限定された。また、トランプ米大統領は「主要な中間所得層向けの減税を計画」とツイッターしている。
ドル円は108.86まで反発、ユーロドルも1.1057まで値を上げ、ポンドドルは、英ブレグジット党が、「2017年の選挙で与党保守党と労働党が接戦を繰り返した選挙区に立候補者を立てない」との報道を受けて、1.2868から1.2920まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は120.32、ポンド円は140.48、オージー円は74.22、NZD円は69.75、カナダ円は82.30まで反発した。