昨晩の海外市場は、月末・四半期末を控えて、神経質な展開も、「米国市場に上場している中国企業の上場廃止を米政権が検討している」との先週の報道を米財務省広報官が否定。ナバロ大統領補佐官も「報道の内容の半分以上がフェイクニュース」と述べたことで、NYダウが170ドル越えの反発、米9月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回り一時ドル売りが出るも、ドル相場は堅調を維持した。
ドル円は、107.74から108.18で小動きを続け、ユーロドルは、独9月消費者物価指数の速報値が予想を下回ったことで1.0885まで下落、ポンドドルは、ロンドン・フィキシングに絡んだ買いで1.2346まで反発後、「英政府はEU離脱を巡る新たな提案が完成。今週3日にもEUに提出される可能性がある」との一部報道を受けて1.2276まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が117.55から117.96、ポンド円が133.35から132.74で推移、オージー円が72.72から73.07、NZD円は67.40から67.80、カナダ円が81.39から81.71での堅調な推移となった。