昨晩の海外市場は、トランプ大統領が「中国との通商合意は予想よりも早くなるかもしれない」と述べたこと、8月新築住宅販売件数が予想を上回ったことなどから、NYダウが堅調に反発、ドル買いが優勢となった。トランプ政権が、ウクライナ大統領との通話記録を公開し、トランプ大統領がバイデン氏に関して政権側との協力をウクライナに求めたことは明らかになったが、現状は下院での弾劾が協議の段階に留まっていることで、影響は限定された。
ドル円は、日米首脳会談で、両国の貿易合意の第一段階を発表し、自動車に対する関税が見送られたことなどから、107.88まで反発、ユーロドルが1.10938まで下落、ポンドドルは、再開した英議会で、ジョンソン首相への辞任要求やEUへの離脱期日延長の要請などの議論が行われているが、進展は見えず12348まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が117.91から118.20で上下、ポンド円が132.85まで売りに押され、オージー円が72.49から72.84で上下、NZD円は67.51まで値を下げ、カナダ円は81.32まで反発した。