金曜日の海外市場は、ECBの緩和期待や月末のロンドン・フィキシングに絡めた売りが、ユーロ売りが優勢となった。ただ、米経済指標としては、7月個人所得・消費支出が、概ね予想通りの結果、8月シカゴ購買部協会景気指数は予想を上回ったが、8月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が予想を下回り、ドルの上値を抑えた。また、トランプ大統領が「ユーロがドルに対して狂ったように下落しているが、FRBは何も対応していない」とツイートしたが、反応は見えていない。
ユーロドルが、1.0963まで売り込まれ、ドルインデックスは、2017年5月以来の99.02の高値まで一時上昇、ポンドドルは、1.2227から1.2140まで下落、ドル円は106.54から106.11まで一時下落も、その後は反発した。
一方クロス円は、NYダウが一時150ドル高まで反発後、マイナス圏に値を消したことで、揉み合い気味の展開。ユーロ円が116.63まで下落、ポンド円は、上下するも129.17まで値を下げ、オージー円は71.35から71.65で上下、NZD円は67.15から66.84で推移、カナダ円は、第2四半期GDPが予想を上回ったことで、80.23まで一時上昇したが、その後売りに押された。