昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、前日のFOMCからの巻き戻し的な米長期金利の低下や7月ISM製造業景気指数や6月建設支出が、予想を下回ったことなどからドルの売り戻しが優勢となったが、午後になって、トランプ大統領が「9月1日から3000億ドル分の中国製品に10%の関税を課す」と表明したことで、NYダウが、311ドル高から316ドル安まで値を下げたことで、リスク回避の動きを更に強める形となった。

 ドル円は107.25まで下落、ユーロドルは1.1027の安値から1.1096まで反発、ポンドドルは、英中銀が政策金利を据え置いたが、今年と来年のGDP見通しを引き下げたこともあり、一時1.2080まで下落後、1.2173まで買い戻された。

 一方クロス円では、ユーロ円が118.92、ポンド円が130.16、オージー円が72.96、NZD円が70.33、カナダ円が81.08まで大きく値を下げた。