昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、総じて揉み合い気味の展開に留まった。米7月マークイット製造業PMIの速報値や6月新築住宅販売件数が、予想より弱い結果となり、NYダウは、ボーイングとキャタピラーのさえない決算を受けて、軟調な展開が続いたが、影響は限定された。

 ドル円は、107.94を安値に108.26まで反発、ユーロドルは、弱いユーロ圏各国の製造業・サービス業PMIの速報やECB理事会を控えて、1.1156から1.1133まで下落、ポンドドルも、ジョンソン新首相が、外相にドミニク・ラーブ元EU離脱担当相など、離脱強硬派を採用する見通しが嫌気されて、1.2524を高値に1.2476まで売りに押された。

 一方クロス円では、ユーロ円は120.21まで下落後120.55まで反発、ポンド円は134.26から135.29まで一時買い戻され、オージー円が75.35から75.52、NZD円は72.32から72.60、カナダ円は82.17から82.34の狭いレンジでの推移にとどまった。