NY中盤

 NY中盤までの動向は、ドルや円の買い戻しが優勢。一部の中国メディアが「米中貿易協議が行き詰った可能性がある」と報じたことで、NYダウが250ドル超えの下落となったことが嫌気された。また、一部でパウエルFRB議長の記者会見を受けて、米利下げ観測が後退、加えて利下げ推進派として、FRB理事にトランプ大統領が推薦したムーア氏が、候補の辞退を申し入れたことも悪影響を与えた。  ドル円は111.57から111.37で推移、ユーロドルは1.1172まで売りに押され、ポンドドルは、イングランド銀行が全会一致で政策金利を据え置いたが、インフレリポートで2019-21年のGDPP見通しが、上方修正されたこと、「インフレを保つために1回以上の利上げが必要な兆候」との見解が示されたことで、1.3078まで上昇も、一定の織り込みがあったことで、1.3019まで売りに押された。  一方クロス円は軟調な展開。 ユーロ円が124.56、ポンド円が145.10、オージー円が77.97、NZD円が73.69まで下落、カナダ円は、原油価格が2%超の下落となったことで82.66まで売りに押された。