今日のポイント

 昨日はもみ合いに終わったが、今日は材料が多く、荒れた動きとなるか注意しておきたい。
アジア時間は、本邦が不在だが、昨日と異なり、英4月GFK消費者信頼感調査、NZの4月ANZ企業信頼感、中国の4月製造業・非製造業PMI、仏第1四半期GDP・速報値と結果次第で、相場が一定の動きを示すので、特に中国のPMIには注意しておきたい。
海外時間では、仏3月卸売物価指数・消費支出、4月消費者物価指数・速報値、ユーロ圏第1四半期GDP・速報値、独4月消費者物価指数・速報値と重要な指標が続く。基本弱めがリスクだが、悪いとの思惑が優先していることから、少しでも良い結果が見えた場合、ユーロの巻き戻しも想定されることで、突っ込み売りは止めておいた方が良さそうだ。
北米では、カナダは2月月次GDPが焦点。若干弱気のカナダ中銀の見通しに対して、強い結果が出た場合、カナダドルの買い戻しにつながり易いが、一方カナダ要人発言は、慎重な姿勢が見え易く、追いかけるのは危険そうだ。
また、米国では、第1四半期雇用コスト指数、2月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、4月シカゴ購買部協会景気指数、3月住宅販売保留指数、4月消費者信頼感指数と重要な指標が続くが、結果は強めがリスクも、ただ、FOMCを控えて、大きくドルを買うのも厳しそうだ。 
その他、月末で、ロンドン・フィキシングに絡めて、一定のフローが出る見通し。ドル売り、ドル買いのどちらとなるかは不透明だが、こういった動きはレベル感を無視して出て来ることは留意。また、北京では、米中貿易協議が行われる。話がどこまで出て来るかは不透明だが、ムニューシン財務長官が、今後2回の会合で合意が可能と述べており、悪いニュースは、表に出来ない見通し。良好な関係が示されると株価を支える動きとなるので、その場合、リスク志向の動きが見えるか注目したい。