昨晩の海外市場は、米長期金利の上昇を受けて、ドルの買い戻しが優勢。10-12月期米国内総生産(GDP)確定値や2月米住宅販売保留指数は予想より弱い内容となったものの、相場の反応は限定的だった。 ドル円は110.83まで反発、ユーロドルは、独3月消費者物価指数の速報値が予想を下回ったことが重しとなり、1.1214まで下落、ポンドドルは、英下院で29日に、EUとの合意案のうち離脱条件を定めた離脱協定について採決を行うことが決定したが、一部の強硬派が、メイ首相の辞任表明で、指示に回るも北アイルランドDUPが引き続き非支持を表明していることで、採決に対する不信感が続き1.3035まで売りに押された。 一方クロス円では、ユーロ円が123.66から124.43まで反発、ポンド円が144.25まで売りに押され、オージー円が78.01から78.46、NZD円が74.94から75.30、カナダ円が81.98から82.66で推移した。