昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、予想を上回る米9月ADP全国雇用報告やISM非製造業指数を受けて、米長期金利が上昇、ドルを押し上げた。9月ADP全国雇用報告は、予想の+18.5万人から+23.0万人、9月ISM非製造業指数は、予想の58.0に対して61.6と強い結果となり、パウエルFRB議長の「まだ中立的な金利水準には遠く、金利を正常な水準まで引き上げる必要がある」と発言もドル買いを強めた。  ドル円は、米10年物国債利回りが、3.200%に迫る上昇となったことで114.53までじり高となり、ユーロドルは、モスコビシ欧州委員が「イタリア財政赤字は、EUの財政規律違反となる可能性」との発言などから1.1464まで下落、ポンドドルは、メイ英首相が「英国は、合意なき離脱を恐れない」と強気発言を継続したことで、1.2963まで下落後、1.3023まで一時反発したが、その後1.2924まで下値を拡大した。  一方クロス円はまちまちの展開。ユーロ円が131.26まで下落後131.83まで反発も上値を押さえられ、ポンド円は147.59から148.60まで一時反発、オージー円が81.26、NZD円が74.45まで下落したが、カナダ円は89.20まで買い優勢となった。