昨晩の海外市場は、一部報道でトランプ大統領が、週末の政治献金者との集いで、パウエルFRB議長の利上げ政策について不満を述べたと伝わったことで、ドル売りが強まったが、更にNY午後には、トランプ大統領の「中国、欧州は通貨を操作している」、「今週の貿易協議で中国から多くを予想しない」との発言が伝わり、ドルを押し下げた。また、ボスティック・アトランタ連銀総裁が、「年内はあと1回の利上げを見込む」と発言したこともドルの上値を押さえている。 ドル円は、米長期金利の低下もあり110.02まで下落、ユーロドルが1.1485、ポンドドルは1.2799まで値を上げた。 一方クロス円では、ユーロ円が126.08から126.47まで反発、ポンド円が141.23から140.77まで売りに押され、オージー円が80.56、NZD円が73.03、カナダ円が84.31まで一時値を下げた。