昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、弱めの米6月雇用統計を受けて、ドル売りが優勢となった。米6月非農業部門雇用者数は、+21.3万人と予想を上回ったが、6月失業率が+4.0%に悪化、平均時給も前月比で、+0.2%と前回や予想を下回った。  ドル円は110.38まで一時下落も鈍い展開が続き、ユーロドルは、強めの独5月鉱工業生産もあって1.1768まで買いが優勢となり、ポンドドルも、引けにかけてメイ英首相が「内閣は、ブレグジットについて共通した姿勢で合意に達した」との見解を示したとの報道で、1.3290まで上昇した。  一方クロス円では、NYダウが、165ドル高まで上昇したことで、買い戻しが優勢となった。ユーロ円が129.97、ポンド円が146.69、オージー円が82.27、NZD円が75.62まで上昇、カナダ円は、加新規雇用者数が予想を上回ったがことで、84.51まで上昇後、悪化した失業率や貿易収支を受けて84.07まで大きく売りに押された。