昨晩の海外市場は、トランプ政権が一時的に適用を除外してきた欧州、カナダ、メキシコに追加関税を発動する方針を表明したことで、再び貿易戦争への懸念からリスク回避の動きにつながった。ただ、米4月個人消費支出やコアPCEデフレーター、5月シカゴ購買部協会景気指数が予想より強かったこと、月末のロンドン・フィキシングでの一定のドル買いが出たことなどがドルの下値を支えた。 ドル円は109.01から108.39まで一時下落後反発的となり、ユーロドルが1.1724まで上昇後1.1641まで下落、ポンドドルも1.3348まで上昇後1.3278を下値に、このレンジで上下した。 一方クロス円は一時の上昇からNYダウが280ドル安まで値を下げたことで、売りに押された。ユーロ円が127.73から126.33、ポンド円が145.33から144.14、オージー円が82.68から82.10まで下落、NZD円は76.46から75.95で上下、カナダ円は84.96から83.57まで売りに押された。