昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、週末を前に、主だった経済指標の発表がなく、米長期金利に利食いが入ったことで、円の買い戻しが優勢となったが、対欧州通貨ではドルが堅調な推移となり、また新興国通貨の売りが続いた。 ドル円は111.08を高値に110.60まで下落、ユーロドルは、1.1822を高値に、イタリアの政局不安が上値を押さえ1.1750まで値を下げ、ポンドドルも1.3529から1.3455まで下落した。  クロス円では、ユーロ円が131.13から130.24、ポンド円が149.10、オージー円が83.05まで下落、NZD円は76.75から76.45で小動きに留まったが、カナダ円は、弱い加4月消費者物価指数や小売売上高を受けて、86.73から85.77まで売り込まれた。