昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、注目された米2月消費者物価指数は、ヘッドライン及びコアとも市場の予想通りに留まり、トランプ米大統領が、ティラーソン国務長官を解任したと発表したことで、ドル売りが優勢で引けた。  ドル円は107.29を高値に急落気味となり、106.46まで下値を拡大、ユーロドルは、サルビーニ・伊極右政党「同盟」党首が、「同国が通貨ユーロから唐突に離脱することはない」と発言したこともあり1.2407まで上昇、ポンドドルも英予算責任局によるGDP予想の上方修正を受けて1.3995まで買いが優勢となった。  クロス円では、ユーロ円が132.43を高値に131.87、ポンド円は149.39から148.65まで売りに押され、オージー円が84.53から83.55、NZD円は8.62から77.92まで値を下げ、カナダ円は83.44からポロズBOC総裁が、「金融政策の調整に対しては依然として慎重」と発言したことで82.03まで売りに押された。