東京午前

 東京午前の動向は、北朝鮮の金委員長が米大統領との会談を申し入れたとの報道を受けて、株高・円売りのリスク回避の展開となったが、その後日経平均株価が、一時の500円超えの上昇から、値を消したことで、利食いが優勢となった。要因としては、単なる利食いなのか、それとも周小川中国人民銀行総裁が、「利上げ行うかどうかは実体経済次第」と述べたことが、警戒感につながった可能性もあるかもしれない。  ドル円は、106.95まで上昇後、106.60近辺まで下落、クロス円では、ユーロ円が131.60、ポンド円が147.55、オージー円が83.25、NZD円が77.61、カナダ円が82.92まで強含んだ後は調整的となっている。  また、日銀は金融政策の現状維持を8対1で決定したが、市場の反応はほとんど出ていない。