昨晩の海外0307

 昨晩の海外市場は、ドルや円の軟調な展開となった。ロンドン初頭に、韓国安保当局者が「北朝鮮は、現体制が保証されるならば、非核化について米国と協議する意向を表明した」と発言したことで、リスク回避の巻き戻しが強まるも、引き続きトランプ大統領の保護貿易強化を受けた貿易戦争への懸念が相場の上値を押さえた。ただ、一部マコーネル上院共和党院内総務が、「鉄鋼・アルミへの関税が貿易戦争につながってしまう懸念が大きい」、パデュー上院共和党議員が、「トランプ米大統領が関税に関しての見直しはオープンと話した」と述べており、NYダウがマイナス140ドルからプラス圏を回復、更なる展開となっていない。  ドル円は105.85から106.44まで一時反発も東京市場の高値を超えず、ユーロドルは1.2328から1.2421まで買いが優勢となり、ポンドドルに1.3718から1.3930まで一時上昇した。  クロス円では、ユーロ円が132.02、ポンド円が148.01、オージー円が83.32、NZD円が77.67、カナダ円が82.56まで買いが優勢となったが、その後は利食いに上値を押さえられた。