昨晩の海外0127

 週末の海外市場の動向は、ダボス会議において、黒田日銀総裁が、インフレターゲット達成に近づいていると述べたこと、日本のビッド・コイン取扱会社大手のコインチェックから、顧客資金580億円が流出したことなどを受受けて、円買い、リスク回避の動きが強まったが、その後、日銀筋から「総裁はインフレ見通しを修正したわけではない」と話が伝わり、円は売り戻された。米経済指標としては、10-12月期GDPの速報値は、予想を下回ったが、コアPCEデーターや12月耐久財受注が、強い内容となり、一時ドルを支えた。  ドル円は109.59の高値から急落気味に108.55まで下落後109.07まで反発、ユーロドルも1.2494から1.2406、ポンドドルは、市場予想を上回る英GDPを受けて1.4285まで上昇後1.4137まで売りに押されて引けた。  一方クロス円では、ユーロ円が134.54、ポンド円が153.43、オージー円が87.78、NZD円が79.60まで一時売りに押され、カナダ円は、弱い12月消費者物価指数を受けて88.86から87.89まで下落した。