昨晩の海外市場は、一部報道で「米国とイランは戦争を終結し、核問題を巡る交渉に向けた枠組みを設定する覚書について合意に近づいている」と伝わったことで、WTI原油先物価格が88.72ドルまで急落、米10年物国債利回りが、4.334%まで低下、NY株価3指数が堅調に推移し、リスクオフの巻き戻しが続いた。尚、覚書には「イランがウラン濃縮の一時停止を確約し、米国は制裁と数十億ドル規模のイランの資産凍結を解除、双方がホルムズ海峡の通航制限を解除」などが含まれる見通しの模様。米経済指標としては、米4月ADP全米雇用報告が予想を下回ったが影響は限られた。ただ、トランプ大統領は「イランが提案に同意すれば戦争は終わる」、「イランが平和合意に同意しない場合、はるかに高いレベルで爆撃する」と述べており、48時間の期限までまだ安心できない。
ドル円は、アジア市場で介入と見られる急落で155.04まで下落後、反発が156.57に限定されて、155.62まで再下落後、156.51まで反発、ユーロドルは、1.1724から1.1797まで一時反発も上値を押さえられ、ポンドドルは、英4月サービス業PMI・改定値は、予想より強い結果となったこともあって、 1.3581から1.3643まで反発後1.3579まで若干下値を拡大した。
一方クロス円では、ユーロ円は182.76から153.90まで反発、ポンド円は211.74から212.65で推移、オージー円は113.42から112.77で上下、NZD円は92.71から93.29で推移、カナダ円は115.18から114.55まで売りに押された。