昨晩の海外(2026/02/21)

金曜日の海外市場は、米10-12月期GDP・速報値、2月製造業・サービス業・総合PMIの速報値や2月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が弱い結果も、10-12月や12月個人消費支出コア・デフレーター、12月新築住宅販売件数が強く、影響は限れたが、米連邦最高裁が、「トランプ大統領による広範な関税措置を違法」とする判断を下したことが分かり、一時ドル売りが強まった。トランプ大統領は、最高裁の判断に対して「深く失望した」と述べ、「代わりとして150日間にわたり全世界に、10%の追加関税を課す」と表明した。また、「より強力な手段を講じることができる」とも発言しているが、ただ、輸入業者への税還付については判断が示されておらず、ドル売りも限られた。米10年物国債利回りは、4.058%から4.104%まで上昇したが、財政悪化懸念を大きく反映していない。その他、トランプ大統領は3月31日-4月2日に訪中と一部通信社が伝え、ボスティック・アトランタ連銀総裁は、「関税による物価への影響はいずれ波及するだろう」、「政策はやや引き締め的な状態を維持するのが賢明」、ローガン・ダラス連銀総裁は「インフレ率が2%まで到達する道筋にあるとは確信できず」、「インフレ上昇リスクは依然として残る」と発言している。
 ドル円は155.64まで上昇後、154.72まで一時売りに押されたが、その後155円台を回復、ユーロドルは、独ユーロ圏2月製造業PMI・速報値が予想を上回り1.1743から1.1807まで一時反発、ポンドドルも強い英1月小売売上高や2月英製造業・サービス業PMI・速報値を背景に1.3436から1.13515まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円は182.23から183.09で上下、ポンド円は208.56から209.69、オージー円は109.21から110.08、NZD円は92.21から92.88で上下、カナダ円は113.70から113.09まで売りに押された。