昨晩の海外市場は、米7-9月期GDPや個人消費の速報値や12月リッチモンド連銀製造業指数が予想より強い結果となり、米10年物国債利回りが、4.139%から4.202%まで一時上昇、前日のドル売りの反動となった。ただ、12月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は予想を下回っている。尚米USTRは、中国製半導体に関税導入は適用2027年6月に先送りを公表、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は「欧州中央銀行は、変化に備えて金融政策の選択肢を残しておくべき」などと述べている。
ドル円は、東京時間の片山財務相の「9月の日米財務相共同声明の考え方を踏まえて行き過ぎた動きには対応取る」、高市首相の「責任ある積極財政、無責任な国債発行や減税を行うということではない」、「26年度予算案の新規国債発行額、抑制的にできるかもしれない」などの発言を背景に、155.70まで下落後156.54まで反発、ユーロドルは1.1802まで反発後1.1767、ポンドドルは、1.3519まで反発後1.3471まで利食いに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は183.44から184.23、ポンド円は210.52から211.16、オージー円は104.11から104.61、NZD円は90.76から91.13、カナダ円は113.56から114.22まで反発した。