昨晩の海外市場は、米7月雇用動態調査の求人件数が予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが4.300%から4.203%まで低下、ドル売りが優勢となった。尚、プーチン大統領は「ゼレンスキ―大統領がモスクワに来るのなら会談は可能」と述べ、ベージュブックでは、「米経済活動は前回からほとんど変化がないか、全く変化がなかった」、「ほぼすべての地区で関税関連の価格上昇が見られ、多くの地区は関税が特に価格に影響を与えていると報告」と示され、その他ウォラーFRB理事は「9月のFOMCでは利下げをすべきだと確信している」、「労働市場が悪化するのを待ってから政策金利を引き下げるべきではない」、「今後数カ月で複数回の利下げを予想」、ムサレム・セントルイス連銀総裁は「データを考慮すると、現在の引き締め政策は適切」、「関税はインフレの持続的な上昇を引き起こすリスクがある」、「労働市場は冷え込み、労働部門には下振れリスクがあると予想」と述べている。
ドル円は、149.14を高値に147.88まで一時下落、ユーロドルは1.1682まで反発、ポンドドルは、リーブス財務相が財政規律を守る姿勢を示したことで、1.3458まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は173.30から172.54まで売りに押され、ポンド円は198.59から199.73まで反発、オージー円は96.74から97.30で上下、NZD円は87.38から86.87まで下落、カナダ円も108.04から107.23まで利食いに押された。