昨晩の海外市場は、米11月非農業部門雇用者数が+6.4万人と予想の+5.0万人を上回ったものの、失業率や平均時給が予想より弱い内容、10月の非農業部門雇用者数が▲10.5万と大きく減少、予想を下回る10小売売上高、製造業・サービス業・総合PMI・速報値を受けて、一時ドル売りが強まるも、総じて影響は限られた。米10年物国債利回りは、4.194%から4.143%で推移したが、影響は限られた。尚トランプ大統領は「本日の協議後、ウクライナ戦争の終結はこれまで以上に近づく」、「株式市場の上昇を称賛」、「最近プーチン露大統領と会談した」、「17日21時(日本時間18日11時)に国民に向けて演説を行う」、ベッセント財務長官は「連邦最高裁がトランプ関税を違憲と判断しても、他に選択肢はある」、「連邦最高裁の判断は来年初になる見込み」、「今年度の財政赤字は大幅に削減される見込み」、ハセットNEC委員長は「金利をさらに引き下げる余地は十分にあるという見解に同意」、「もし自分がFRBにいたら、他の委員との協議・交渉を行う必要がある」、「トランプ大統領も金利はさらに低水準にできると考えている」、「民間部門の雇用は堅調な上昇基調にある」と述べている。
ドル円は、154.40まで下落後、155.00まで反発も、その後はこのレンジで上下、ユーロドルは、ポンドドルは、、強い英購買担当者景気指数(PMI)を受けて買いの勢いが強まった1.1804まで反発後1.1735まで下落、ポンドドルは1.3456まで上昇後1.3400まで一時売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は182.49まで上昇後181.71まで下落、ポンド円は208.00から207.20で上下、オージー円は103.05まで反発後102.45まで売りに押され、NZD円は89.39から89.84で上下、カナダ円も112.76から112.30で揉み合った。