昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、米10年物国債利回りが、米11月ダラス連銀製造業指数が悪化、先週のウィリアムズNY連銀総裁に続き、ウォラーFRB理事が「懸念しているのは労働市場であり、12月の利下げを支持」と述べたことで、12月の利下げ確率が80.9%まで上昇、4.069%から4.034%まで低下もドル売りは限られた。一方NY株価3指数は、利下げ期待から大幅に上昇したが、リスクオンの動きは広がっていない。尚トランプ大統領は、「米国はすでに世界のどの国よりも最も活気のある国」、「関税の力がこれまでにない国家安全保障と富を米国にもたらすだろう」、「ロシアとウクライナの和平交渉で何か良いことが起きているのかもしれない」、「習近平・中国国家主席との電話会談は非常に良かった」、「習近平・中国国家主席は4月に私を北京に招待、私はそれを承諾」、「習近平・中国国家主席とウクライナ問題やフェンタニル、大豆を巡り協議した」と述べている。
ドル円は、156.65から157.19まで一時反発、ユーロドルは、独11月ifo企業景況感指数が弱い結果、フューストifo経済研究所所長が「ドイツ企業のセンチメントは悪化。特に製造業で期待数が大きく下げた」と発言、1.1510から1.1550まで反発後、1.1512まで下落、ポンドドルは、リーブス英財務相が所得税率引き上げを盛り込む計画を撤回したことで、26日に公表予定の英秋季予算案を前に英財政悪化懸念が続くも、1.3118から1.3080の揉み合いに終始した。
一方クロス円では、ユーロ円は180.49から181.27で上下、ポンド円は205.12から205.92で揉み合い、オージー円は100.97から101.48、NZD円は87.70から88.11、カナダ円は111.02から111.45で上下した。