昨晩の海外(2025/11/14)

昨晩の海外市場は、米政府機関の閉鎖解除を好感する形も、NY株価3指数が、政府閉鎖解除の織り込みや決算発表を受けた出尽くし感から軟調な展開となったことで、米10年物国債利回りが4.073%から4.115%まで上昇もドル売りが優勢となった。尚、ハセットNEC委員長からは「政府閉鎖の影響で第4四半期GDPは1.5%低下を予想」、「利下げしないという議論にはあまり賛同できない」、「10月米雇用統計は失業率なしで発表する」、「9月米雇用統計は来週発表する可能性」、ハマック・クリーブランド連銀総裁は、「インフレ圧力を抑えるため、FRBの政策はある程度引き締め的な姿勢を維持する必要」、「関係者からインフレが高過ぎ、間違った方向に進んでいるとの声が上がる」、「現在の失業率はほぼ最大水準」、ムサレム・セントルイス連銀総裁は、「金融政策を過度に緩和的にせずに追加的な利下げを実施する余地は限られている」などの発言が伝わっている。
 ドル円は、155.01から154.13まで下落、ユーロドルは1.1580から1.1656まで反発、ポンドドルは、第3四半期や月次GDPが弱めの結果となるも、1.3216まで買い戻された。
 一方クロス円はまちまちの動き。ユーロ円は179.35から179.94で上下、ポンド円は202.97から204.08まで反発、オージー円は101.83から100.93まで下落、NZD円は87.33から87.85で上下、カナダ円は110.65から110.02まで売りに押された。