昨晩の海外市場は、米政府閉鎖の影響で、米経済指標の発表が制限される中、民主党の中道派議員の一部が短期支出法案に賛成方向へ態度を変えたことで、40日間にわたる政府閉鎖解除の糸口が見えてことで、欧米株価指数が堅調な推移となったが、為替市場は円が軟調気味も、総じて動きは限られる展開。米10年物国債利回りは、4.147%から4.097%で低下気味となったが、ドル売りも限られた。尚デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は「物価見通しは比較的抑制されている」、「関税の影響は、物品に限定されている」、「給与の伸び鈍化は労働への需要減の可能性」、サレム・セントルイス連銀総裁は「米国経済はかなり回復力がある」、「金融政策は、緩やかな引き締めよりも中立に近い」、「政策をさらに緩和する余地は限られている」、ミランFRB理事は「段階的にハト派的な姿勢を取るのは妥当」、「現時点では、12月は0.50%の利下げが適切と考える」などと発言している。
ドル円は、154.25まで上昇後153.89で下落を限定、ユーロドルは1.1583から1.1541、ポンドドルは、1.3191から1.3146での揉み合いに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円は178.45まで反発後177.74で下値を支え、ポンド円は203.25から202.47で上下、オージー円は100.83から100.31、NZD円は87.13から86.66、カナダ円は110.09から109.69で揉み合った。