昨晩の海外市場は、米10月ISM製造業景況指数が予想を下回り一時ドル売りが出るも、10月製造業PMIが改定値より強かったこと、米10年物国債が4.081%から4.120%まで上昇したことで、ドル売りは限られた。尚ミランFRB理事の「経済が予想通りならば、再度0.50%の利下げを主張する」、グールズビー・シカゴ連銀総裁の「12月利下げのハードルは過去2回のFRB会合よりも高い」、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁の「政策は適度に引き締め的なものにとどめる必要がある」、クックFRB理事の「すべての会合はリアルタイムであり、事前に設定された軌道に沿って行われるわけではない」との発言が伝わっている。
ドル円は、154.30から153.93の狭いレンジでの推移、ユーロドルは1.1505から1.1538、ポンドドルは、1.3105から1.3162で揉み合った。
一方クロス円では、ユーロ円は177.24まで下落後177.78に反発を限定、ポンド円は201.88から202.81で推移、オージー円は101.06から100.40、NZD円は88.25から87.69、カナダ円は110.00から109.43まで利食いに押された。