昨晩の海外市場は、注目のFOMCで予想通り0.25%の利下げが発表されたが、パウエルFRB議長が記者会見で、「12月の利下げは決して確実ではない」、「短期的には、インフレリスクは上振れ方向に傾いている」、「本日は大きく異なる見解が示された」、「FRBは12月の会合について決定を下していない」と発言したことで、米10年物国債利回りが、3.974%から4.062%まで上昇、ドルに買い戻しが優勢となった。尚、声明からははミラン理事が前回と同様に0.50%の利下げ、シュミッド・カンザスシティー連銀総裁は金利据え置きを主張したことが明らかになった。
ドル円は、151.86から153.05まで上昇、ユーロドルは1.1666から1.1579まで下落、ポンドドルも1.3247から1.3140まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は176.78から177.60、ポンド円は200.57から201.58まで一時反発、オージー円は100.26から100.77、NZD円は87.89から88.22で上下、カナダ円は109.04から109.79まで上昇した。