昨晩の海外(2025/10/24)

昨晩の海外市場は、米政府が、ロシアの石油最大手2社に制裁を科すことを発表、ロシアとウクライナを巡る地政学的リスクが高まり、原油価格が大幅上昇したが、ホワイトハウスが「トランプ大統領と習近平氏との会談は、30日韓国で予定通り実施される」と報じたことで、リスク回避の動きは広がらなかった。米10年物国債利回りは、米9月中古住宅販売件数は、7か月振りの高水準となり3.947%から4.007%まで上昇、NY株式3指数は前日の下落から反発したが、明日の米CPIの発表を控えて、総じて揉み合いの動きが続いた。尚、トランプ大統領は「ロシア制裁の時期が来たと感じた」、「プーチン露大統領との会談をキャンセルした」、「将来的にプーチン氏と会談を行う可能性はある」、プーチン大統領は、「市場でロシア産原油の代替供給には時間がかかる」、「米国の制裁は、圧力をかけるための試みだ」、「米国の制裁はロシアとの関係を悪化させている」、「新たな制裁はロシア経済に影響を与えない」と述べている。
 ドル円は、152.38から152.80まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏10月消費者信頼感が予想を上回ったこともあって、1.1585から1.1620まで反発、ポンドドルは、対ユーロでの売りもあって1.3356から1.3308まで売りに押された。またユーロポンドは、0.8722まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は176.72から177.45まで反発、ポンド円は203.80から203.21まで売りに押され、オージー円は99.10から99.56まで反発、NZD円も87.54から87.85、カナダ円は108.94から109.23まで買い戻された。