昨晩の海外(2025/10/23)

 昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、一部通信社が関係者の話として「米国製ソフトウェアを搭載した、あるいは米国製ソフトウェアを含む製品の中国への輸出を制限する計画を検討中」と報じたことで、一時リスク回避的な展開も、米10年物国債利回りが、3.940%まで低下後、3.978%まで反発したことで、ドル売りも限られた。NY金価格が続落、NY株価3指数は、想定に反して弱い決算を受けて軟調な展開となったが、リスクオフの動きは広がっていない。尚シュレーゲル・スイス国立銀行総裁の「インフレ率は今後数四半期で緩やかに上昇するだろう」、デギンドスECB副総裁の「インフレの動向は良好」、「現在のECBの金利水準は適切」などの発言が伝わっている。
 ドル円は、152.05を高値に151.52まで再下落も、このレンジで揉み合い、ユーロドルは、1.1577まで下落後1.1623まで反発、ポンドドルは、英9月消費者物価指数が、予想比で下振れたことで1.3306まで下落後、1,3376まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が175.77まで下落後176.44、ポンド円も201.93から203.06まで反発、オージー円は98.77から98.21で揉み合い、NZD円も87.37から86.95で上下、カナダ円は108.15まで値を下げた後、108.71まで買い戻された。