昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表はない中、NY株価3指数が堅調に反発、米10年物国債利回りは4.026%から3.982%まで低下も、総じて様子見ムードの強い展開に留まった。なお、ハセットNEC委員長が「今週、米政府機関閉鎖に関する進展がみられるかもしれない」、トランプ大統領が「中国の習近平国家主席と数週間以内に韓国で会う」などの発言が伝わっている。
ドル円は、自民党と日本維新の会が連立政権樹立で正式合意したが、既に織り込みの範囲で一部通信社が、「日銀が10月29-30日の金融政策決定会合の展望リポートで、今年度の実質GDP見通しを引き上げる可能性がある」と報じたことで、150.28まで一時売りに押されたが、日経平均の夜間先物の上昇を背景に反発も上値は150.86で限定された。またユーロドルは、週末のS&Pのフランス格下げの影響から仏銀行株が下落したこともあって、1.1668から1.1639まで弱含み、
ポンドドルも1.3439から1.3400まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は175.90から一時175.25まで下落も、その後は揉み合い気味、ポンド円は201.83まで下落後202.52まで反発もじり安となり、オージー円は97.62まで下落後98.26まで反発、NZD円も86.23から86.69まで上昇したが、カナダ円は107.49から107.09での上下の動きに留まった。