昨晩の海外(2025/10/18)

金曜日の海外市場は、主だった米経済指標の発表が見送られる中、米10年物国債利回りが3.936%まで低下も、その後4.016%まで反発したことで、ドル売りも限られた。またNY株価3指数が、米銀の好決算を受けて、前日の地銀の信用不安から反発したことで、リスクオフの動きに、巻き戻しが優勢となった。尚ナーゲル独連銀総裁は「金利を変更する必要性はない」、ムサレム・セントルイス連銀総裁は「FRBは現時点では慎重な姿勢を維持することが重要」、グリーン英中銀MPC委員は、「利下げサイクルが終わったとは考えていない」、トランプ大統領は「プーチン露大統領は和平に同意するだろう」、「11月1日の中国に対する期限を動かすことも可能」、ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、「ロシアとの停戦合意を達成する必要がある」、「トランプ米大統領の支援があれば戦争は止められる」などと述べている。またスタンダード・アンド・プアーズは、フランスの格付けを「AA-」から「A+」に引き下げを発表した。
 ドル円は、東京午後に、内田日銀副総裁が「経済・物価の見通しが実現したならば、利上げを継続する」と発言したことで149.38まで下落後、「自民党と日本維新の会との連立協議が進展」との一部報道と背景に150.64まで反発し高値引け、ユーロドルは、9月ユーロ圏消費者物価指数・改定値は、予想値と変化がなかったが、1.1721から1.1657まで下落、ポンドドルも1.3463から1.3391で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は174.82から175.75で上下、ポンド円は200.69から202.28まで反発、オージー円は96.26から97.86、NZD円は85.35から86.38、カナダ円は106.24から107.50まで買い戻された。