昨晩の海外(2025/10/07)

昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、自民党総裁選で高市氏が勝利したことで、日銀の早期利上げ観測が後退し円売りが続いた。米10年物国債利回りは4.133%から4.168%で高止まりも、影響は限られた。また米政府閉鎖が続く中、 ハセットNEC委員長が、「トランプ大統領が政府閉鎖を巡る議会民主党との交渉で完全に行き詰まったと判断した場合、連邦政府職員の大量解雇に着手する方針だ」と述べたが、株価が堅調推移となったことから、リスクオンの動きは続いている。
 ドル円は、150.48まで上昇後、本田元内閣官房参与が「1ドル=150円を超えたら、やや行き過ぎだろう」と発言したことで、149.75まで売り込まれるも、その後150円台を回復、ユーロドルは、仏ルコルニュ内閣が総辞職したが、1.1652まで下落後1.1721まで反発、ポンドドルも1.3416まで下落後1.3487まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は176.25から174.92まで下落後176.09まで再反発、ポンド円は202.75、オージー円は99.51、NZD円は87.85まで値を上げ、カナダ円は107.82から107.25で上下した。