昨晩の海外(2025/09/26)

昨晩の海外市場は、米4-6月期GDP・確定値、新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数、8月中古住宅販売件数が軒並み強い内容となったこと、FRB要人からタカ派的発言が続き、加えて欧州関係者から「ロシアによるエストニア領空侵犯を故意の行動として捉えている。ロシアがNATO領空を侵犯した際、ロシアの軍用機を撃墜する準備ができていると非公式に伝えている」との一部報道を受けて地政学リスクが意識されたことなどから、ドル買いが優勢となった。
 尚FRB要人からは、グールズビー・シカゴ連銀総裁が「あまりに多くの利下げ前倒しには懸念を覚える」、シュミッド・カンザスシティー連銀総裁が「FRBの金融政策はやや引き締め的で、この水準が適切」と述べている。ただ、一方でハト派のミランFRB理事は、「政策金利は150-200BP程度抑制的」、グ、ボウマンFRB副議長は「労働市場は予想以上に脆弱」と述べている。
 ドル円は149.93まで上昇、ユーロドルが1.1646、ポンドドルも1.3324まで下落した。
 一方クロス円はまちまちの展開。ユーロ円は174.49から174.94で上下、ポンド円は200.21から199.59まで売りに押され、オージー円は98.23から97.76で揉み合い、NZD円は86.73から86.24まで下落、カナダ円は107.63まで上昇した。