昨晩の海外(2025/09/06)

金曜日の海外市場は、米8月雇用統計で、非農業部門雇用者数が+2.2万人と予想の+7.5万人を下回り、9月FOMCでの0.25%の利下げが現実視され米10年物国債利回りが、4.168%から4.065%まで低下、全般的にドル売りが優勢となった。ベッセント財務長官は、8月雇用統計の結果を受けて、「FRBは方針転換が必要」、「FRBの予測は悲観的過ぎる」、「FRBの予測は欠陥のあるモデルに依存」などと述べている。 
 ドル円は、148.25から146.82まで下落、ユーロドルは1.1760、ポンドドルは、1.3555まで反発した。尚住宅購入をめぐり閣僚行動規範に違反した可能性が指摘されていたレイナー英副首相が辞意を表明したが、影響は限られた。 
 一方クロス円では、ユーロ円は173.27から172.49、ポンド円は199.80から198.68、オージー円は97.01から96.32、NZD円は87.11から86.64まで下落、カナダ円は、弱い加8月雇用統計もあって107.48から106.18まで売りに押された。