昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数、8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 が予想より弱かったが、7月景気先行指標総合指数が予想比変わらず、一方で8月製造業とサービス業PMI・速報値や7月中古住宅販売件数が強く、米10年物国債利回りが、4.289%から4.347%まで上昇、ドルの買い戻しが優勢となった。またNY株価3指数は、利食いが優勢となったが、リスクオフの動きは広がっていない。尚、フェッド・ウォッチャーで有名なWSJのニック記者は、「ハト派的示唆に期待しすぎるな」、「NY株式市場は0.25%の利下げを織り込み済み、0.50%の利下げぐらいのハト派的な発言が出ないと、株価のさらなる高みは難しい」、「利下げが早すぎればインフレ上振れを招き、遅すぎれば景気後退を招くという狭間にいて、今回タカ派とハト派のどちらかに傾いた発言が出る可能性は低い」と述べている。
ドル円は、148.40まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値が弱く、1.160まで下落、ポンドドルも1.3483から1.3406まで売り込まれた。
一方クロス円では、ユーロ円は172.37から171.74、ポンド円は199.24から198.41で揉み合い、オージー円は95.35、NZD円は86.37、カナダ円は106.78まで買い戻された。