金曜日の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、強い株価にも相場総じて揉み合いの域を出ることはなかった。
ドル円は、自民党の総裁選前倒しへの思惑から全般円売りが出ると147.91まで反発、ユーロドルは、1.1629から1.1668で上下、ポンドドルは、ピル英MPC委員会が、」「インフレ率が拡大した場合という条件付きながら、利下げ先送りの可能性がある」との見解を示したこともあって、1.3418から1.3459まで反発した。尚、WSJ紙は、「トランプ大統領は、ブラード氏とサマリン氏をFRB議長候補リストに追加した」、「次期議長選びのリーダーに、ベッセント財務長官を指名した」と報じ、ムサレム・セントルイス連銀総裁は、「経済活動は安定しており、拡大も縮小もしていない」、「関税によるインフレへの影響は大部分が薄れる可能性が高い」と述べた。
一方クロス円では、ユーロ円は172.34、ポンド円は198.83、オージー円は96.53、NZD円は88.14まで反発、カナダ円は。10.70まで反発後、加7月雇用統計が弱かったことで107.33まで売り込まれたが、その後は揉み合いに終始した。