昨晩の海外市場は、FOMCの早期利下げに対する思惑もあって、ドルは軟調な展開。ただ、米10年物国債利回りは4.214%から4.267%での狭い幅での動きに留まった。尚、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「経済は減速しており、対応する必要がある」、「依然として年内に2回の利下げが妥当だと判断」、クックFRB理事は、「7月雇用統計は懸念すべき内容だった」、「雇用データが大幅に修正されたが、転換期によくあること」と述べ、ホワイトハウスは、「トランプ米大統領はインドからの輸入品に25%の追加関税を賦課へ」、NYタイムズ紙は、「トランプ米大統領は早ければ来週にもプーチン露大統領と対面で会う可能性がある」と報じている。
ドル円は146.98まで下落、ユーロドルは1.1668、ポンドドルは、1.3368まで反発した。尚、ドルスイスは、0.8094から0.8049まで下落も、貿易協議で米国を訪れていたケラーズッター・スイス大統領が、関税合意に至らずにワシントンを去るとの報道が伝わったことで、一時0.8079まで反発も限定された。
一方クロス円では、ユーロ円は171.66まで反発、ポンド円は196.17から196.92で上下、オージー円は96.03から95.61、NZD円は87.59から87.24、カナダ円は107.41から107.00まで売りに押された。