昨晩もFOMCの9月利下げの思惑からドルは軟調な展開。ただ、本格的夏休み入りもあって、総じて動意は薄く追いかけるのは避けたい。
金融政策としては、英中央銀行とメキシコ中銀が政策金利を公表する。予想は両行とも0.25%の利下げで、これは織り込みの範囲となるが、特に英中銀議事録での投票数の変化に注目。全会一致が見えれば、更なる利下げの思惑につながりそうだ。
経済指標としては、豪6月貿易収支、中7月貿易収支、日6月景気先行・一致指数の速報値、独6月鉱工業生産、独6月貿易収支、スウェーデン7月消費者物価指数、英6月ハリファックス住宅価格、仏6月国際収支、メキシコ7月消費者・生産者物価指数、加7月Ivey購買部協会指数 米国では、第2四半期非農業部門労働生産性と単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数、6月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
注目としては、中7月貿易収支は、トランプ関税の影響がどう見えるか焦点。米週間新規失業保険申請件数は、先週の弱い米非農業部門雇用者数にも、良好が続いており不透明感が残るが、やはりリスクは弱い結果となりそうだ。
要人発言も注意。特に先週の弱い雇用統計に対してどういった判断を示すか、9月利下げの思惑に注目したい。また、日米通商協議の合意内容に「ずれ」が生じており、これに関してのトランプ大統領の発言にも大きな注目を払って対応したい。
戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、148.09が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて149円や150円越え、150.92、151.25-30越えをストップに順次売り場探し。下値は、146.62が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて145.76-85、144.18、143.32-44、142.68、141.97-28、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1830まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。上値は1.1703-11が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1770-30、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1516-28が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1373-90、1.1357、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3386が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3453、1.3588-20、1.3648-82、1.3751-89、1.3900、1.4000や1.4100などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3216-59が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-35、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は173.90まで上値を拡大も上値追いは厳しい。上値は172.38が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて173.90、175円、更に最高値の175.43越え、176円や177円をストップに順次売り場探し。下値は、169.73-82が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて169.04、168.46、167.92、166.82、166.04、164.95割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して199.98まで反発。上値は197円や198円が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて199.53、199.98、200.50や201円、202円や203円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、195.03が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落を86.05で維持して97.44まで反発も更なる展開とならず、上値は、96.03が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて97.07-44、98.00、99.18や100円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は94.80-91が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93.81-32、93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して89.07まで反発。上値は、87.52が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.90-23、89.55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は86.63が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25割れをストップに買い直しとなる。