昨晩の海外市場は、米6月PCEデフレーターとコア・デフレーター、4-6月期雇用コスト指数、週間新規失業保険申請件数や7月シカゴ購買部協会景気指数が、軒並み強い結果となったことで、ドル相場を支えた。また、植田日銀総裁の発言を受けて日銀の早期利上げ観測も後退したことで、円売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.328%から4.376%まで小幅に上昇したが、反応は限られた。尚トランプ大統領は、FOMCの据え置きを受けて、「遅すぎるパウエルがまたやらかした。あまりに感情的で頭が悪く、判断も政治的に偏ている」、「この負け犬のせいでアメリカは、多大な損失を被っている」と批判している。
ドル円は、150.84までじり高、ユーロドルは、月末のロンドン・フィキシングに絡んだ買いに支えられ、1.1455から1.1406で上下、ポンドドルは、1.3262から1.3186まで一時下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は172.34、ポンド円は199.53、オージー円は97.00、NZD円は88.90、カナダ円は108.94まで反発した。