昨晩の海外(2025/07/31)

昨晩の海外市場は、米7月ADP全米雇用報告や4-6月期GDP・速報値が予想を上回ったことでドル買いが優勢。また、注目のFOMCでは政策金利が据え置かれ、声明で副議長ら2名が、利下げを主張していたことで、早期はドル売りの動きも、その後のパウエルFRB議長の「経済は堅調な状況にある」、「インフレリスクへの対応として、現在のスタンスは適切だと考えている」、「9月FOMCについては何も決定していない」などの発言を受けて、再びドル買いを強めた。米10年物国債利回りは、4.316%から4.376%まで上昇後、4.340%まで低下も、その後4.382%まで上昇した。尚FOMCで、2名が反対票を投じるのは、32年ぶりとなっている。またトランプ大統領は、「インドは8月1日から25%の関税を払うことになる」、「インドはロシアから購入していることでペナルティを払う」、「EUと日本との貿易協定を称賛」と述べた。
 ドル円は、149.10まで一時上昇後、148.52まで売り込まれたが、その後149.49まで反発、ユーロドルは1.1402、ポンドドルは1.3228まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は170.44、ポンド円は197.62、オージー円は95.97、NZD円は87.92まで下落、カナダ円は、カナダ中銀が政策金利を据え置き、声明では「カナダ経済の底堅さ、そして基調的なインフレへの継続的な圧力」が示唆されたことで、107.35から108.13まで反発した。