昨晩の海外市場は、米6月JOLTS求人件数は予想を下回ったが、コンファレンスボードの7月消費者信頼感指数が予想を上回り、強弱まちまちの指標に反応は限られた。また米10年物国債利回りが、4.420%から4.、320%まで低下したが、ドル売りも限られた。IMFが世界経済見通しの改定版を発表、「トランプ大統領の関税政策に対し、世界経済は一定の耐性を見せているものの、引き続き弱体化しており、貿易ショックの影響を受けやすい状況が続くと予測」したが、影響は見えなかった。また、「中国は米国と関税導入の停止期間延長に合意した」と一部報道があったが、ベッセント財務長官は、「対中関税延長の決定はトランプ大統領次第」、「90日間停止はトランプ大統領の承認待ち」、「習主席はトランプ氏を北京に招待した」と述べた。一方トランプ大統領は、「ロシアに対し今日から10日後に関税を課す」と発言した。
ドル円は、148.81から148.34で推移、ユーロドルは、マクルーフ・アイルランド中銀総裁が「ECBの金融緩和サイクルは様子見の段階に入った」などと語ったが、特段反応はなく1.1588から1.1519まで一時売りに押され、ポンドドルは、1.3362から1.3308まで下落後、1.3364まで若干上値を更新した。
一方クロス円では、ユーロ円は172.08から171.05まで利食いに押され、ポンド円は198.47から197.77で上下、オージー円は96.86から96.57、NZD円は88.59から88.35で小動き、カナダ円は108.14から107.70まで若干売りに押された。