昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、7月ダラス連銀製造業指数が予想を大幅に上回ったこともあり、米10年物国債利回りが4.370%から4.420%まで上昇、FOMCを控えて全般的に、ドルの買い戻しが優勢となった。また欧州株に利食いが強まったことで、クロス円には利食いが優勢となった。尚、米中閣僚級貿易協議に向けて、グリア通商代表部代表は、「(中国との貿易交渉について)前進していきたいが、今日は大きな進展は期待していない」、「トランプ大統領と習近平国家主席は、お互いに会談を持つことに関心を示している」、トランプ大統領は「合意のない国は、15-20%の関税となる」と述べている。
ドル円は148.58まで値を上げ、ユーロドルは、1.1585まで下落、ポンドドルは、1.3351まで売りに押された。
一方クロス円はまちまちの展開。ユーロ円は172.07、ポンド円は198.32まで下落、オージー円は96.93から96.57での小動き、NZD円も88.77から88.50で揉み合ったが、カナダ円は、カナダ中銀の政策金利の発表を控えており、107.87から108.26まで値を上げた。