金曜日の海外市場は、米6月耐久財受注額が予想を上回ったこともあって、ドルの買い戻しが優勢となった。ただ、米10年物国債利回りは、4.428%から4.384%まで低下している。尚、トランプ大統領は「日本は自国通貨を安くしたがっている」、「中国と日本は、通貨安によって覇権を握ってきた」、「依然として強いドルを望んでいる」と述べている。
ドル円は、朝日新聞ウェブサイトが「来週の日銀金融政策決定会合で、追加利上げ見送り公算大」と報じ、「議決権がある自民党の両院議員総会の開催へ向けた必要な署名が集まった」との報道もあって、147.94まで反発、ユーロドルは、トランプ大統領が「欧州連合との貿易合意は五分五分の可能性」と発言したことから1.1761から1.1703まで下落、ポンドドルは、予想より弱かった英6月小売売上高を受けて1.3416まで売り込まれた。
一方クロス円では、ユーロ円は173.61まで反発後172.99まで値を下げ、ポンド円も199.09から198.28、オージー円は97.12から96.82、NZD円も88.89から88.66で推移、カナダ円は108.17から107.67まで値を下げた。