昨晩の海外(2025/07/25)

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数は予想よりも強い結果も、7月製造業PMI・速報値や6月新築住宅販売件数が、予想より弱い内容となったことで一時ドル売りも、米10年物国債利回りが、4.390%から4.440%で高止まりしたことで、影響は限られた。尚ベッセント財務長官は「四半期評価で大統領が不満なら、いつでも25%に戻せる」と述べている。
 ドル円は、146.31から146.98まで反発、ユーロドルは、欧州中央銀行が予想通りに政策金利を据え置き、声明で「金利決定は経済・金融の最新データ・基調的なインフレの動向、そして金融政策の波及効果の強さを踏まえたもの」とし、ラガルドECB総裁は、「想定される高い関税やユーロ高が企業の投資意欲を冷やしている」、「ユーロ高は予想以上にインフレを冷やす可能性」などと見解を示したが、1.1731から1.1789で揉み合い、ポンドドルは、英7月サービス業PMI・速報値で予想を下回った事で、1.3504まで売りに押された。また欧州中央銀行当局者から「9月会合では再び据え置きが見込まれる」との話が伝わっている。
 一方クロス円では、ユーロ円は、172.11から172.9まで反発、ポンド円は198.86から198.29で上下、オージー円は97.05から96.78で揉み合い、NZD円も88.56から88.77、カナダ円も107.50から107.87での狭い推移に留まった。