昨晩の海外市場は、米6月景気先行指標総合指数が予想を下回ったこと、ベッセント財務長官が「もしインフレ率が低ければ、金利を引き下げるべき」と述べ、先週可決した「GENIUS法案」を受けて、ステーブルコイン発行業者による担保用米国債需要の拡大を見込んで、米10年物国債利回りが、4.352%まで低下、ドル売りが優勢となった。尚ベッセント財務長官は「FRB全体を見直すべき」、「レビット・ホワイトハウス報道官は「税制改正法案による財政赤字については懸念していない」、「トランプ大統領にはパウエルFRB議長を解任する予定はない」、「8月1日までにさらに関税に関する通知書が送付される可能性がある」と述べている。
ドル円は、石破政権の続投で消費減税の実現化が難しくなったとの見方もあって、147.08まで売りに押され、ユーロドルは1.1717、ポンドドルは1.3510まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は171.92から172.55で揉み合い、ポンド円は199.10から198.53まで売りに押され、オージー円が96.05、NZD円は87.92、カナダ円は107.43まで下落した。