昨晩の海外市場は、米6月卸売物価指数が、予想を下回り米10年物国債利回りが、4.491%から4.437%まで低下も、その後4.487まで反発、ドル売りは限られたが、NY中盤にホワイトハウス当局者から「トランプ大統領は、パウエルFRB議長を近く解任する可能性が高い」、「トランプ大統領は共和党議員にFRB議長解任を求める書簡の草稿を配布した」との報道が伝わると株価が急落、リスクオフのドル売りが広がったが、ただ、トランプ大統領から「パウエルFRB議長解任の書簡を書いていない」、「パウエルFRB議長解任の可能性は極めて低い」と述べたことで、巻き戻し気味の展開に留まった。尚トランプ大統領は、日本に送付した関税に関する書簡について、「日本とは恐らく、貿易の書簡に従うことになるだろう」と述べている。
ドル円は、148.93から146.92まで一時急落後148.38まで反発、ユーロドルは、1.1563から1.1721まで一時上昇後売りに押され、ポンドドルも1.3365から1.3486で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円は173.09から171.85、ポンド円は199.49から197.91、オージー円は97.18から96.12、NZD円は88.55から87.56、カナダ円は108.59から107.26まで一時売りに押された。